フライトレビュー アデレード〜シドニー ヴァージンオーストラリア航空401便

今回は、オーストラリアのLCC(ローコストキャリア)であるヴァージンオーストラリア航空のフライトレビューをしていきます。LCCというと、日本でもジェットスター、ピーチ、バニラエアなど有名になりつつあるジャンルの航空会社です。オーストラリア国内を旅行する方の参考になれば嬉しいです。
そもそもLCCとは
レビューを始める前に、簡単にLCCのことを知っておきましょう。LCCとは良い言い方をすれば「乗客にニーズに合わせたコストパーフォーマンスのバランスを発揮する航空会社」悪い言い方をすれば、「機材、乗員、サービスを最低限に抑えて必要最低限の運行を行うこともできる航空会社」です。値段はレガシーキャリア(ANA、JAL、カンタス航空など)に比べて格段に安くなっています。ただし気をつけなければいけないことは、機内食、ドリンク、機内エンターテイメント、預け荷物のサービスは値段に含まれていないため、必要に応じて追加料金を払う必要があるということです。また、機内に持ち込める荷物の重さ(オーストラリア国内のLCCはほとんどが7kg)が決まっていて、それをオーバーすると高額の追加料金を払うことになるという点です。

あまり聞いたことのない名前だけど、ヴァージンオーストラリア航空って?

ヴァージンオーストラリア航空はカンタス航空に次ぐオーストラリア第二の航空会社であり、格安な値段はそのままに、質の良いサービスを実現している航空会社です。ヴァージンオーストラリア航空はレガシーキャリアとLCCの中間に位置するMCC(ミドルコストキャリア)に分類されることもあります。この航空会社は、今まで僕が乗ってきたオーストラリア国内線(カンタス航空、ジェットスター、ヴァージンオーストラリア航空)の中で、一番満足していて、閲覧者の方にも強くお勧めしたい会社です。それではいつも通り、レビューを書いていきます。



フライト情報
  • アデレード発 6:00
  • シドニー着  8:20
  • 機内食:軽食
  • 機種:ボーイング737-800


機内の印象、設備
機内に入るとまず、天井の綺麗な照明が乗客を迎えてくれます。落ち着いた音楽と照明はカンタス航空にはありませんでした。シートピッチはカンタス航空とは変わりないほど十分でした。機内エンターテイメントはなかったものの、wifiは完備していて別途ヴァージンオーストラリアのアプリを入れることで、機内で映画を見ることが可能です。トイレは機内前方と後方に二つでした。アデレード空港の始発だったため、空港で済ませている人が多い印象で、そこまで混むことはありませんでした。ただ、LCCを感じてしまったのが、シートポケットをチェックした時です。若干お菓子のカスが残っていました。値段を考えると仕方のないことなのかもしれませんが、改善されるとより人気が出そうです。

機内食
初めに言っておきますが、LCCでは基本的に機内食は配られることがありません。空港で買って持ち込むか、機内でその都度注文するのが基本です。しかし、ヴァージンオーストラリア航空では簡単な機内食が追加料金なしで全員に配られます。この日はバナナケーキとドリンクでした。ドリンクはオレンジジュースとアップルジュース、水、コーヒーから選ぶことができました。このサービスには本当に感動していて、値段をおさえつつも、しっかりサービスをしてくださるところに良い印象が持てました。もちろんLCCのためボリュームは少ないですが、本来ならば何もないことがほとんどであるにも関わらず、しっかりとサービスしてくれることに対しては満点をあげたいところです。

今回は自分で計画を立て、航空券を買ったため、値段には気を使いました。カンタスだと¥40000は普通に超えるものの、ヴァージンでは片道¥12000という価格で飛行機を使うことができました。特筆すべきは、このヴァージンオーストラリア航空、預け荷物が20kgまで無料で預けられる点です。他のLCCでは追加で¥10000〜¥15000ほど払わないといけないものの、この会社ではカンタス航空のように無料で預けることができます。僕は日帰り旅行だったため、バックパック一つで乗り込みました。預け荷物は預けていません。



まとめ
オーストラリアの空港のうち、日本からの直行便が運行されているのはケアンズ、ゴールドコースト、ブリスベン、シドニー、メルボルン、パース(2019年9月から)です。よって、アデレード、ダーウィン、ウルルなどへ旅行をする方はどこかの空港で国内線に乗り継ぎをしなければいけません。コストを抑えつつ、カンタス航空並みのサービスを受けることができるヴァージンオーストラリア航空はとてもお勧めです。ちなみに、追加料金が¥20000ほどかかりますが、ビジネスクラスを利用することもできます。

機内設備:8/10

機内食:5/10

コスト:10/10

預け荷物サービス:10/10

Wifiサービス:10/10

*機内設備とは、機内清掃の状況、座席について。
*機内食とは、機内食の味、量について。
*コストとは、LCC利用を含めた総合値で、機内サービスとチケット価格の釣り合いを表します。5が相応。それ以下がコストパフォーマンスが悪い。それ以上がコストパフォーマンスが良いことを表します。
*預け荷物サービスとは追加料金なしでスーツケースなどが預けられるかどうかを表します。1は追加料金がかかる。10が追加料金なしで預けられることを表します。
*Wifiサービスとは、機内でWifiが使えるかを表します。0はなし。5は有料Wifi有り。10は無料Wifi有りを表します。

Nexus Japan

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