留学報告中期(4月から7月)

今回も前期の留学報告と同様に、苦しい決断と新しい出会い、学校生活、習い事についてまとめていきます。

〈苦しい決断と新しい出会い〉

結果から先に言うと、僕はホストファミリーを変更しました。犬アレルギーの症状が少しも引くことがなく、痒さが我慢できないほどでした。次世代リーダー育成道場に相談し始めてから2ヶ月がたった水曜日の放課後、先生に呼び出されて「明日移動するから今日帰ったら急いで荷造りしてね」。友達と最後にバイバイも言えず別れてしまうことに涙が出そうになりました。今までお世話になったホストファミリーと別れてしまうことには抵抗がありました。また、不運なことに今まで通っていた学校の全てのホストファミリーが犬もしくは猫を飼っていて、ホストしてもらえるファミリーがいませんでした。これによって、学校まで転校ということになってしまいました。
でも、迷っていたら時間がもったいないと思いました。翌日に、新しいホストファミリーが迎えに来てすぐさま移動しました。移動した日の午後に新しい学校にいって、スクールコーディネーターの先生に挨拶をしました。同じ次世代の研修生がすでにその学校で学習していて、僕のために施設を案内してくれました。でも、僕はずっと下を向いて俯いてしまっていました。あまりにも急すぎる友達との別れがとにかく悲しかったです。
次第にホストファミリーや新しい学校の友達と打ち解けることができるようになりました。詳しくは学校生活のところで書きます。

〈学校生活〉

今の学校では初めに教科を選ぶことができませんでした。英語、数学、理科、体育、基幹工学、歴史をとっています。英語の授業では様々な社会問題について意見を交換し、レポートにまとめていきます。数学では簡単なものは中学校レベルですが、難しいものは数2まであり、結構大変です。わからないところがあったら授業後に先生に聞きに行くように心がけています。わからないものがあるときは即日解決が大切だと思います。そうしないと次の授業の理解度も下がってしまうからです。理科ではDNAや運動の法則など幅広い分野を学んでいます。たまにある実験も日本では滅多にできないようなものです。いちごのDNA摘出や、化学南濃で作った炎を手で掴むといったようなことまでしました。体育でスポーツのやり方について学ぶ授業形態(日本と同じ)と、スポーツ科学について学ぶ形態があり、だいたい三週間ごとに入れ替わります。スポーツ科学とは、そのスポーツをするために必要な力、トレーニング、食生活などについて自分の意見をまとめるものです。基幹工学では、オーストラリアのマーケティング大会、Subs in Schoolに参加しています。スポンサー獲得、資金調達、素材調達、水中実験などを高校生だけで行い、九月に行われる南オーストラリア州大会、そして上位進出を果たした場合はその後に全豪大会に出場します。僕はマーケティング部門で日本の企業にこの事業を提案し、支援を求めています。

〈習い事〉

日本にいた時から、留学先のバドミントン事情を調べていました。そして出国時に、約15kgのバドミントン関連のものをバッグに入れて持ち込みました。具体的にはラケット、ウエア、シューズ、アクセサリーを持ってきました。二つあるバドミントンスクールのうち、一つはとても高く、10ヶ月は続けられそうにないと思い、もう一つのクラブに在籍し始めました。6:30から9:30までのクラブで、6:30から8:00はセッション1と呼ばれ、15歳以下のクラブです。そしてその後のセッション2で僕がプレーします。中学一年生から、始めたバドミントンは今年で5年目です。英語力向上にもなるコーチに挑戦したいと思い、思い切ってコーチになるための勉強を始めました。コーチになると、セッション2でかかるお金を無料にしてもらえます。そのほかにも嬉しい特典もついています。コーチング自体はボランティアとして二月末からやってきました。そして、六月中旬のコーチ講習とテストで無事に合格し、BWF(世界バドミントン機構)から全世界で使える指導者資格をもらいました。
二月から六月まで数々の大会に参加してきました。19歳以下の大会、Aクラス(ナショナルチームレベル)、州大会などです。結果は大会によってまちまちでしたが、僕にははっきりとした目標があって戦ってきました。それは九月半ばにアデレードで開催されるSouth Australia International Challenge 2019(通称:南オーストラリアIC)という世界大会に出場することです。この大会は優勝者に2000豪ドル(約15万円)と世界ランクのポイントが加算されることから、日本、中国、アメリカ、シンガポール、イギリス、マレーシアなど世界中から選手が出場します。出場権はオーストラリアナショナルランキングで360位以上に入っていることです。二月の時点で867位だった僕は好成績を残しより多くのポイントを稼いでいく必要がありました。ポイントはその大会のグレード、またどこまで進んだか(準決勝出場など)で加算されていきます。そして、二週間前の州大会で、自己最高となる準決勝進出を果たし、210ポイントが加算されました。それによってオーストラリアランクは345位になり、出場権が与えられました。来月にはいよいよ大会にオーストラリアナショナルチームとしてオーストラリアを背負って出場します。一点でも多くの得点を取って、自分にとって良い経験になるようにしたいです。



最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。後期も引き続き頑張っていきます。

Nexus Japan

オーストラリア留学や旅行などへのお役立ち情報を現地からお届けします。 前身の次世代リーダー育成道場非公式サイト、Nextsky7aが活動を休止している間を中心に活動していきます。

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