留学に行こうか考えている人へ

留学に行こうか迷っている、または留学に行くことになったけどこれからが不安な方に、今回は僕の留学にかける思いや、みなさんに知ってもらいたいことを書きたいと思います。
「留学に行く」この言葉はすごくかっこよく聞こえるかもしれません。しかしながら、この言葉は「心配」や「不安」をも導きます。僕たち運営の中には、この留学がはじめての海外という人もいます。そこでまずは、留学に伴うさまざまな障壁をまとめてみます。

  1. 多くの費用がかかる
  2. 英語は苦手だが、英語力は本当に伸びるのか
  3. 高校留学の場合、帰国後の大学受験はどうするか
  4. 高校生で留学する意味はあるのか
  5. 食事について
はじめに言いたいことは、あなたが自分の意思で留学に行くことを望んでいるのかです。これは留学をすると決める際、最も重要なことです。
「学校の英語の先生に勧められたから」
「親に行ってみたらと言われたから」
このような理由だけでは、次世代リーダー育成道場のような長期間の留学は乗り越えられません。なぜなら、理想と現実は字の通り、全く違うからです。だから今一度あなた自身に問いかけてください。「自分は本当に留学をしたいのか」
その上で、留学理由を見つけなければいけません。でもその理由はどんなものでも構いません。もし仮に「真夏の白砂のビーチでビーチバレーをしてみたい!」「ドルのコインを使ってみたい!」といったものでもなんでも構いません。何にせよ、土台には必ず「留学に行きたい」というあなた自身の意思があることを常に意識してください。その上で上記の留学への不安について答えていきます。

1.多くのお金がかかる

ほとんどの場合、高校留学を含む留学には多くの費用がかかります。私費留学の場合は現地で学習する学校探しから始まり、ホストファミリーを選んでいきます。そして食事代、光熱費、携帯の通信料などを考慮して準備を進めていきます。仮に1年間の留学となると、桁外れな費用がかかることもあるのが事実です。しかし、公的機関や企業から返済不要の奨学金を付与してもらい留学に挑むということもできます。トビタテ留学JAPANなどが代表例です。また僕たちが使っている東京都教育委員会主催の次世代リーダー育成道場もその1つです。
次世代リーダー育成道場については別のページで書いていきます。


2. 英語は苦手だが、英語力は伸びるのか

現時点での英語力は気にする必要はありません。また、そもそも留学の目標が「英語力を上げるため」である必要も全くありません。これが、留学を考えている方だけでなく留学中の方にも多く当てはまる誤解です。この誤解が原因で「ここで生活していて自分の英語力は伸びているのかな」とプレッシャーを感じてしまう留学生も実際にいることも事実です。
僕の場合は、「英語力を上げる」ということは留学自体の目標ではありません。僕の目標は「留学を通して一生を通じて助け合える仲間を海外に作ること」「海外に住むことで日本人の価値観以外の価値観を学び、それらを尊重することで日本の国際化に拍車をかける」というものです。「英語力の向上」は僕にとって大切なことですが、あくまでもおまけ、新聞で例えるなら4コマ漫画にすぎません。
あなた自身の十人十色の目標を海外で達成する過程で英語を使うことは不可欠になり、結果的に英語力がいつのまにか上がっているというイメージです。

3. 高校留学の場合、帰国後の大学受験はどうするのか

高校留学の場合、どうしても迷ってしまう、というか迷わなければいけないことが帰国後の進路。私費留学、公的支援を受ける留学、どちらで留学しても高校からもらう「留学申請書」を書くことで1年間の休学扱いになり帰国後に自分の留学前の学年に再び属することができます。高校を3年間で卒業したい場合は「留学申請書」とともに「復学申請書」を提出し、帰国後に現地校での成績証明書を提出することで進級することができます。あなた自身の希望する進路に合わせて選んでください。

4. 高校で留学する意味はあるのか

大学留学では、「理系分野」「文系分野」に分かれてより専門的なスキルや英語を学ぶことができます。必ずしも高校で留学すべきとは僕は思いません。目的によります。仮に、あなたが高校で留学したいと思ったとします。挑戦すべきです。人はどうしても保守的な姿勢をとってしまうことは事実で、さまざまな不安要素が生じることもまた、事実です。それでもやはり、やりたいことに挑戦してみるということはとても大切です。高校留学の最も大きなメリットは周りのサポート体制です。周りの友達、両親、先生方、社会人の方が若い世代の国際化に力を入れているからこそ応援してくれる環境は整っています。高校留学に挑むと決意し、留学をした経験が悪く働くことはまずありません。世の中には悲しいことながら、できることできないことはそれぞれ存在します。いくら挑戦してもそれができないことだった場合はできません。しかし、人がもっとも幸せと充実感を感じるのはできることできないことに関わらず何かに向かって努力し、挑戦しているときです。ぜひまだ見ぬ自分を見つけに、自分がやりたいことに向かって挑戦してみてください!

5. 食事について

食事ついては、インスタグラムのフォロワーさんや、このホームページの閲覧者の方からよく質問を受けます。日本から外に出るということはもちろん食文化も変わってきます。「ファットフードばかり食べて太らないか心配」これは本人の注意次第で気をつけることができますが、本人の努力ではどうにもならない食事のトラブルもあります。今回はそれについて書いていきます。
「本人の努力ではどうにもならない」例は、ホストファミリーが「ベジタリアン」「ムスリム」などの意思、または宗教的な理由で食事に制限をかけている場合です。この場合、肉全般、または豚肉など特定の食材が食べられないことがあります。ここで、重要なことをお伝えします。それは
「家族の食文化に合わせる必要はない。あくまで健康第一で。」
ということです。海外の食文化を体験することも含めて留学するということなのではないかと思う方もいらっしゃると思います。しかし、これは誤解です。仮に宗教を持たず、環境的な要因にかかわらず食べようと思えばどの食材でも(好き嫌いを除いて)食べることができるという環境で長年過ごしてきた体は、急な食生活の違いに完全に適応することはできません。もちろん初めはトライしてみるべきです。しかし、それによって精神的不調(ストレスなど)や身体的不調(頭痛、筋力低下など)が起こった場合はホストファミリーに相談し、メニューを変えてもらうことができます。やってもらえない場合は公的機関に相談し、解決してもらうことができます。
長くなりましたが、ご精読ありがとうございました。しっかりと考えて、あなた自身の希望する選択ができることを願っています。

Nexus Japan

オーストラリア留学や旅行などへのお役立ち情報を現地からお届けします。 前身の次世代リーダー育成道場非公式サイト、Nextsky7aが活動を休止している間を中心に活動していきます。

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